Quatreは、児童自立生活援助事業として児童福祉法第33条の6に位置づけられた「自立援助ホーム」です。
さまざまな理由により家庭による援助を望めない、義務教育終了後から20歳までの青少年たちの社会的自立を支援しています。

自立援助ホームが大切にしている4つのこと

①当たり前の生活
自立援助ホームは、入居する子どもたちに、安心・安全な生活環境を保証します。スタッフと一緒に生活しながら、食・住に始まり、「ごめん」「ありがとう」「お願い」など、当たり前の言葉がけを大切にします。

②主体性の保証
自分の人生を自分で選び、自分で責任を取るということ…今まで選択権どころか感情を抑えて生きてきた子どもたちにとっては戸惑うことも多々ありますが、そんな時は一緒に考えます。

③人を想い想われる人へ
特別なことではなく、自分がしてもらった嬉しいことを自分もしてあげることが、これから生きていくなかでの人を想い、気を使うことなど、社会に出たときに大切なことです。
この想い、この行動が次の人や次の世代に繋がり、大きな結びつきになると思います。

④退居者支援
本当のスタートラインは退居する時です。
何もかもが初めての経験だから、知らないことも一人では難しいこともたくさんあります。 制度や役所の手続きがわからない、愚痴を言いたい、一人暮らしがさみしいなどなど・・・一人で頑張ってみたけど、どうにもならない時は、いつでも相談に乗りますし、それは、20歳を過ぎても、退居して何年経っても変わりません。
「Quatre」での生活は、退居してからも繋がるための土台作りです。

自立援助ホームに入居するには?

①ホームへ入居相談後、児童相談所に入居相談申請
②ホームが児童相談所へ代理申請
③児童相談所がホームへ入居依頼
④ホームが入居の可否を判断し入居承認
⑤本人と保護者の同意書に記入した後、措置決定

入居することができます。

Quatreはこんなところ!

                             
定員 6名(男子のみ)
利用料 月30,000円 (部屋代・食費・水道光熱費込み)

「Quatre」は、人を思いやる最初の場です。
仕事から帰ってきてくつろいでいる時、何気ない会話の時、みんなで食卓を囲む時、どれも共に暮らしているからこそ生まれる、とても大切な時間です。
そのなかで、一人一人が互いの個性を尊重しあえ、理解することで、健全で思いやりのある人間に成長できるようサポートします。

ホームで生活するには、3つのルールがあります。
①仕事をすること
②利用料を納めること
③貯金をすること
この3つは、退所してからの生活=「自立」に大いに関わるルールです。
そしてこのほかにも、共同生活をする上での約束事もあります。